狩猟鳥獣の難易度をランキングにまとめてみた。

猟師一年目の方は、どの狩猟鳥獣が獲りやすいのか検討がつかないと思います。安心してください、私も初めはそうでした。しかし、ある程度場数を踏むと、狩猟鳥獣の中でも難しい獲物とそうでない獲物がだんだんと体感できるようになります。

この記事では、そんな「狩猟鳥獣の難易度」をランキング化してみようと思います。

あらかじめ断っておきますが、狩猟鳥獣の分布はお住まいの地域によってまちまちです。加えて、銃と罠でもだいぶ難易度が変わりますので、狩猟スタイルによっても個人差があります。

以上のことから、このランキングは人によっては当てにならない可能性がありますので、あくまで参考程度にお願いします。

狩猟の難しさランキング

難易度獲物理由
1位生息数が少ない。銃の威力と精度がないと、我々が死にます。罠も使えないし、捕獲制限がある地域が多いので、そもそもチャンスが少ないです。
2位ヤマドリ見通しの悪い山間に生息しているので、流し猟が難しいです。捕獲制限がある県も多く、チャンスが少ない印象。
3位イノシシ豚コレラの影響でかなり個体数が減ったので、鹿に比べるとチャンスが少ないです。鹿と違って、山間部以外でも生息している可能性があります。
4位雉(キジ)ナワバリがあるので、ポイントさえわかればいくらかイージーです。ポイントがわかっていても顔を出さないことがしばしば。晴れの日はとくに遭遇率が悪いです。飛ぶのが下手くそなので、散弾をあてやすいのが救い。
5位鹿群れで出ることが多いので、出くわせばチャンスありです。イノシシより圧倒的に遭遇率が高め。忍び猟でも獲れる可能性があります。
6位小綬鶏(コジュケイ)鴨猟メインだとまず出くわさないです。見通しの悪い藪や雑木林に多く、見つけるのが大変。
7位イタチ・ミンク罠が必要。運良く見つけてもすぐに藪に隠れるので、鉄砲で仕留めるのは難しいです。
8位うさぎ生息数は少なくないですが、犬か罠が必要です。鉄砲だけだと不可能に近いかと。
9位リス体が小さく、いない地域にはまったくいません。
10位大型鴨(カルガモ・マガモ)鴨の中でも大物は狙われやすいので、警戒心が強いです。川沿いを丁寧に探せば見つかります。
11位中型鴨(ヨシガモ)大型鴨と難易度はほとんど変わりません。むしろ中型鴨を狙って探すほうが難しい地域もあります。
12位カラス意外に警戒心が強く、射程に入る前に飛ばれることが多いです。遭遇率は高いです。
13位キジバト飛び去るのが早いので、もたもたしていると飛ばれます。狙って探すことが少ないので、飛ばれてから気が付くこともしばしば。
14位小型鴨(コガモ類)大型鴨に出会えなくても、小型鴨に出会えないことは少ないです。食べ出が小さくため狙う人が少ないのか、警戒心はかなり低いです。
15位ムクドリ群れで飛んできます。ぐだぐだしているとすぐに飛んでいきます。群れに出会えればイージーです。
16位ヒヨドリ見つけるのはそんなに難しくないですが、単独行動が多いです。
17位スズメ狙って探さなくてもどこにでもいます。獲るのは簡単ですが、田んぼに落ちたら探すのが大変です。
番外その他の鳥獣そもそも獲ろうと思わない鳥獣(=ハンターから不人気)はランク付が難しいです。食べるために捕獲している人はまず見かけません。番外になっている獲物は、味や処理方法に何かしらの難があると思ってください。

狩猟初心者におすすめのターゲット

狩猟初心者にもおすすめのターゲットは、以下のとおりです。

  • コガモ
  • キジバト
  • ヒヨドリ
  • スズメ

抵抗感がなければカラスもおすすめです。田舎のカラスは穀物を食べているので、臭みはまったくないです。

逆におすすめしないのは、…..タヌキですかね。あいつらはかなり臭いので、食べるのにはかなり苦労します。もっとも、銃や罠で獲るよりロードキルを拾う方が簡単です笑。

まとめ

というわけで、狩猟初心者がまず初めに狙ってみるといい獲物は小型鴨です。どんなにしょっぱい日でも、彼らに出会わない日はほとんどありません。

一方で、個人的に一番獲れてうれしい獲物は、まちがいなくキジです。茂みから飛ぶまでの駆け引きは、キジでないと味わえないゲーム性があります。加えて、鳥の中では一番おいしい気がします。

みなさんも獲って嬉しい獲物がありましたら、コメントでぜひ教えてください。


Comments

“狩猟鳥獣の難易度をランキングにまとめてみた。” への1件のコメント

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